ドミニカ共和国紀行


2001年6月6日〜6月13日

ドミニカ共和国
【サント・ドミンゴ(新市街) 〜 プンタ・カナ 〜 サント・ドミンゴ(旧市街)】


サント・ドミンゴ(新市街)  ・   プンタ・カナ  ・   サント・ドミンゴ(旧市街)   


はじめに

サント・ドミンゴ サント・ドミンゴ プンタ・カナ

 今回、どうして私が、ドミニカ共和国へ行くことになったか・・・?ひとまず、過程をお話します。

 とにもかくにも、カリブ海を見たかった!ただ、それだけなんですが・・・。
ラテンの島国、サンサンと輝く太陽、ノリがいい人々・・・ラテンのリズムが 流れる中、Caribbean Seaへ身を投じてみたかった・・・(泳げないけど…)。

 行きたい国は、まず、ジャマイカ!以前(3〜4年前)、レゲエが好きで本場のレゲエ聞いてみたい!と 思い続けていたので。しかし、アメリカ人(Los Angeles)の友達Jerryが、 「そんなに危険な国ではないし、2〜3人で行くならいいけど、女の子1人だったら危ないよ。FREE SEXの国だからね。」 と意味深な忠告。
んー、今回は素直に諦めるとしよう・・・。

 約1ヶ月の旅を予定していたんで、じゃあ、アメリカ・サン アントニオ(友達が住んでる)へ行って、 メキシコへ行って(サン アントニオからすぐ行ける)、マヤ文明の遺跡群をめぐって、 サルサの本場キューバへ。それから、私が大好きなアーティスト達の溜まり場プエルト・リコへ。 んー、サルサにどっぷり浸かれる、おいしい旅だー。

 そこへ、ブラジル・サン パウロの友達Caroから 「6月に休暇をとったからいっしょにブラジルを旅行しましょう」と。 大の仲良しのCaroといっしょに旅行できる!おまけに、ポルトガル語がさっぱりわからない私にとって、 通訳付のプライベート旅行ができる!なんとおいしい話!! んー、またとないチャンス!!もちろん、乗っかりました。

 しかーし、カリブ海にも行きたーい!Caroが14日から休暇をとっていたんで、その前の 1週間、行けそう・・・。1週間だったらひとつの国に限定すべし。

 私の中では、メキシコとキューバはセットで行きたいと思っているし、1週間では足りなさ過ぎる。 それにせっかくだからメキシコは、メキシコ大好きと言うサン アントニオの友達Takaに案内してもらいたいなと 思っていたし・・・。(ちなみに6月中はTakaは日本へ帰ってきていて、サン アントニオにはいなかった。)

 じゃあ、プエルト・リコ。でも、プエルト・リコへ行くなら、隣のメレンゲの本場ドミニカ共和国へも 行きたい。
んー、とりあえずこの2国をガイドブックやインターネットで調べる・・・が、情報が少ない・・・。

 そんな時、熊本在住のプエルト・リコ人(私達にサルサを教えてる)とその奥様が話していたのは、 プエルト・リコはアメリカ領とはいえ、あまり安全な国ではないらしい。
ドミニカ共和国については、唯一詳しく書いていたサイト「ドミニカ共和国の研究」によると、 カリブ海沿岸の国の中では比較的治安はいい方らしい。
それに、マイアミ経由では、プエルト・リコへ行くより、ドミニカ共和国の方が運賃が若干安かった・・・。

 とゆーことで、ついにドミニカ共和国に決定!出発とあいなりました。


 6月6日朝5時、寝ぼけまなこのまま、熊本県庁前バス停へ向かい、高速バスにて福岡空港へ。 福岡空港8:30発、関空9:30着。午後4時まで、関空内をぶらぶら・・・いやいや、ドミニカ共和国について じっくりとお勉強しなおしておりました。あと、スペイン語のお勉強も。

 17:40離陸。ダラスまで約12時間の空の旅。で、その間、私の旅のお相手(?)となったのは、私の隣に 座った魔法使いみたいな形相のアメリカ人のおばあ様(推定70〜80歳)。異様だった・・・。
私の一挙手一投足をじろじろと見てるか(こ・こわい)、古びた本(もちろん英語)を読んでるか・・・。話し掛けようにも 異様な雰囲気のおばあ様には、なんとなく恐ろしくて話し掛けづらいし、 向うもじろじろ見るだけで話し掛けてこない。
食事の時、水が入ったカップの蓋をなかなか開けきらないでいたので、「開けてあげましょうか?」と 言ったつもり・・・実際は「開けてもいいですか?(May I open this?)」と言っていたと思う・・・。 で、蓋を開けてあげたら、美川憲一みたいなちょいとぶっきらぼうな口調で「Thank you.」と ぼそっと言われ、会話はそこで途切れた・・・。

 ダラス時間15:30頃に到着。入国審査を受け、再び空港でぶらぶら・・・。21時発のマイアミ行が 遅れて23時発に。結局、関空でもダラスの空港でも8時間ずつの滞在になってしまった。
しかし、マイアミ行が2時間遅れた分、航空会社からは、おわびに(?)10$分のお食事券が出る。 あまり食欲なかったんだけど、せっかくだから使わないとね・・・と言うことで、 10$分きっちりとピザやフルーツなんかを注文し、無理やり食った・・・。

 マイアミに着いたときは、マイアミ時間午前2:30。朝8:20発のドミニカ共和国行きに乗るため、 空港ロビーで夜を明かす。一応、人通りが少ないけど、警備員がウロウロしているロビーを 選んで、椅子に腰掛けほっと一息。も束の間、黒人男性に話し掛けられ、結局眠れなかったです。


 今回、本格的に占いをやってる友達に6月の運勢を占ってもらったのですが、ちょうど ドニミカ共和国滞在の1週間がひじょーによろしくないとでまして。
まあ、女一人旅。何かあってもおかしくないのは覚悟のうえ。 ただ、何かあったらそれは自分の責任だし、何があってもめげない・・・それは心得てるつもり。 運をいい方へも悪い方へも変えていくのは、自分の気持ち次第!と思っている私なんで、 なんのなんの、運が悪かったら立ち向かってやる〜!の意気込みで、 結構お気楽に考えていたら、別に悪いことなんてなかった・・・と思う・・・。
なんせ、メレンゲ本場の現地人と念願のメレンゲを踊り、なぜかビリヤードもし、そして、 夜のカリブ海を眺めながら口説かれ・・・いやー、楽しかったなぁ〜。
ただ、風邪をひいて体調不良だったけど・・・。

 しかし、振返ってみると、ドミニカ共和国では、"観光をしに行った"とゆーより、"現地人とコミュニケーションを とりに行った"とゆー印象の方が強いんですが・・・。一人旅って、そんなものでしょうか?
とにかく、心やさしい人たちに会うことができて、私にとっての、旅の いい思い出ができました。感謝してます。ありがとう!

(Fuan! Gracias a ti, me lo pase muy bien durante mi estadia. Muchas gracias por todo y hasta la proxima.)

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